また灯ければいい

2014年06月22日 01:05

Welcome to the jungle のPVを初めて見て

ほんとに殴られたみたいな衝撃を受けてから

自分の感覚としては、瞬く間としかいいようがない四半世紀を超えました

 

よくよく考えて見れば、この四半世紀の間には

自分の世界でも、外の世界でもたくさんの出来事が起きているのだけど

こと自分については、進歩とか成長というものは一匙ほどの実感もなく

黒いフレアスカートのださい制服を着てダラダラ田舎道を歩いていた自分と

中身はほぼ一緒

 

でも少し変わったところはあるかも。

 

14クラスもあった学校では、完全にその他大勢の構成物質のひとつとして

目立つようなことは一切なく うっすらした存在感の中で生きてました

女の子らしく、自分を飾って楽しむとかそういう容姿に生まれてもこなかったので

メイクの研究に勤しむとか、ファッション雑誌でコーディネート学ぶとか

そういうこともまったく(笑


 

だからその時間を本読んだり、自分の好きなことに傾けられたっていうのもあるけど

女子としては寂しい青春っすね…フフッ


 

好きなことは音楽、絵を描くことと、文章を書くことだったけど

手紙を書いたり、そのはじっこに小さな絵を描いたりするだけで

誰かに見せたり読ませたりとかしたことなかった

 

 

人に見せて笑われたら、「自分の好きなこと=支え」が折れちゃうと思ってたんだろう

否定されたらあともう、なんも残らない・・・


そんな、10か0かみたいな切羽詰まった気持ちがあったんだと思う


ほかになにもなかったし、ほんと頼りない、陽にあたってもない
もやしみたいなほっそい支えですよ


なにかを発信するということは、どんな小さな世界だとしても
対象があるわけだから、なんらかのリアクションはありますよね。


 

「なんだこれ(笑」と言われるのを、非常に恐れていた
人見知りと根っこはおなじですね


 

でも、実はなんだこれって言われても別に死なないんですよねー

なんだお前、って言われても死にはしないんですよ


 

なんで全員から「合格」もらおうと思ってたんだろう
と、今は思う。


そんなの神様だって、ドームを連日満員にするアイドルだって不可能なのに

それが変わったところです。

 

自分の好きなことをおずおずと見せてみたら
何人かの人がとても喜んでくれたって経験は、
こんなにうれしいものかってくらい、うれしいです


センスねえな、って言われる時もあるし
バカじゃないのって笑われる時もあるけど


それはただ、その人の好みじゃなかったってことで
誰が悪いわけでもない

 

アクセルなんて、ライブについても曲についても
見た目についても、世界中からいいだのダメだのああだこうだと
言われるのでしょうから大変です


でも、
アクセルはわたしを幸せにしてくれてることに変わりないしね

 

だから、なにか好きなこと、できることがあるなら


きっとそれが誰かを幸せにするし、
それを「好きだな」って言ってくれる人が必ずいるから


 

いろんなこと、見せてくださいね・・・


自信のろうそくが消えてしまっても、また灯ければいいんだと思う


アクセルもろうそく消えたときがたぶんあったと思うけど、

またがんばって・・・恐る恐る灯けてみたら、

涙流して喜んでくれた周りの人やファンの姿 見えたんでしょうね


だから今も、歌ってるんでしょう・・・それが全ての理由じゃないだろうけれど


自分の歌が、人を幸せにしてるって
きっと最高にうれしいはずだもんね