For What

2016年04月06日 01:17

 

しばらく更新をお休みしていましたが
その間ガンズから離れていたわけではなく

むしろガンズに張り付いて離れないような毎日です

 

読みに来てくださっている方々もきっと、同じような状態だと拝察いたしますがいかがでしょう?

 

だって情報の洪水なんですもんね
こんなに毎日新しいニュースが流れてくることなんてかつてありましたかね?w

 

80年代から90年代、一番ガンズが華々しく活動をしていた時代はネットなんてなかった。
当時からファンだった人にとっても、

今みたいな状態は、人生初の経験なんですよね

 

4月1日のトルバドールのライブについて、言葉で説明することはうまくできません

 

日本時間では2日の夜中からずっと ずーーーーっとネット見てました
この日ばかりは、ほんとごめん、今日はずっと見てると思う、と子どもたちに宣言したりして。

 

そんななのに、馬鹿じゃないの、とは言わなかったですよね

ガンズにも音楽にも、あんまり興味のない子どもたちでいつも憎らしいことばかりいうのに
その日は、なんだか素直に「よかったね」って言ってくれたのでびっくりしました

 

私1日中泣いてたしな…w

 

アクセル、リユニオン発表してから全然表で発言しないし姿も見せないし
どんな気持ちでこの日を迎えるのかな、
心のなか、ぐるぐるしてるんじゃないかなとそれが一番気になっていたけど

ひと目でわかるほどの笑顔だったからもう全部、全部よかったねになりました

 

それで、あの日の動画や写真やレポはもう巷に素晴らしいものがたくさん出回っていて、セットリストも想像を超えた素晴らしいものだったことも皆さんとっくにご存知のことと思いますし


せっかくのこんな歴史的な出来事に 
なにか自分から出てくることばはないのかなとフワフワ考えていました

誰か読んでくださるかわかりませんが


わたしね
なんでアクセルはリユニオン決めたのかってほんとうにずうっと考えていて

決まった後も、最近のメンバーでのガンズが好きだったこともあるし
「実はリユニオンそんな求めてない」くらいの感じはどこか片隅にあって
むしろそれより、ずっと出してくれないいろんな曲を聞かせて欲しいくらいに思っていました


なんでだろう アクセルなんで決めたんだろう

と、そこに疑問が集約されていく


いくら考えても、本人じゃないから想像するしかないんですけど
そういうふうに考えるのが、長年の習い性みたいになってる

 

生きているとね 必ず必ず、誰かを自分の全部で好きになったり

こんな感情が自分にもあったのかと思うほどの憎しみを抱いたり
まあ、しますよね

 

近すぎて深く深く 傷つけあってしまったりね

思い出すのも苦しいくらい
誰にも言いたくない投げつけられた辛い言葉 ありますよね
自分の存在全てを否定するようなそんな単語の羅列で首が締りそうになったり

きっと逆も然りで そういう言葉を投げたこともあると思う

 

そんな出来事が起きたら、二度と会いたくない

 

アクセルは、スラッシュがバンドを離れたことを離婚と同じくらいの経験だと言ってた


ギタリストとボーカリストは、どのバンドを見てもやっぱり特殊で、特別な関係で

アクセルとスラッシュは、少しずつ少しずつ相手の一番弱いところを刺して、抉るような出来事があったんでしょうね

 

だって、何十年も憎しみ合ってきたんだもん
憎しみは愛情と表裏一体とはいうけれど本人たちにとっては、そんな生易しい見かたは絶対できなかったと思う

特にアクセルは。


年齢を重ねて、丸くなって…いろんなことを流せるようになった?

 

アクセルがよく言う「Blues」というもの

そういう経験を、私生活でもバンドの存続でもたくさん味わって

彼も人なり、我も人なりみたいな
もういいかな…と 思った?


思えます?そんなふうに思える?

 

表舞台からながいこと姿を消すほど、自分の表現方法を奪われるほどに傷を付けた相手
詩が書けなくなるほどの言葉を投げた相手

 

もしかしたらそれは、スラッシュにとってはそんな意味じゃなかったのかもしれないけど

受け取る側の感情は、言葉を投げた相手の想像通りというわけじゃないから。

 

それにスラッシュだってすごく辛かったって、自伝を読んで知ったし・・・


でもとにかく、自分に置き換えて考えたけど

許すというか、そういうの並大抵じゃない。

心がすごくすごく強くないと、許すってできないですよね

なにか強い信念があったから、和解できたんじゃないかな


それってなんだろう。
そこを乗り越えてまた一緒に…って思う理由。

 

やっぱり、音楽なんじゃないかと考えます


アクセルの周りの人がいつも言う
「あの人は本当に音楽に本気で、音楽のために生きてて、他のことは興味がない。

それ以外のことで何を言われようと気にしない、だから誰に音楽のこと以外で全否定されても絶対に反論しないだろう?」というあれです

 

何度いろんな人の口から発せられたかわからないくらいこの言葉聞きましたから、たぶんほんとにそういう人なんだろうなーと。


だから、この一連の出来事は「いい音楽」のためなんじゃないかなと。


その信念で、全部乗り越えたのかなと思いました…。

かつて愛してた人だとしても、離婚した人ともう一度って相当無理でしょ 
しかもボロボロにしあって別れた相手だよ


でも音楽のためなら、飲み込んで、流して、話し合うことができたんじゃないかな・・・

みたいなそんな感じで今います

 

もちろん、周りの人達の助けもあったろうし
アクセル一人が頑張ったってこういう結果は出なかったろうけど


この人達とならいいものができる
音楽ってこんなもんじゃないんだ、もっともっと、すごいものなんだよと
また世界中のひとに言いたかったんじゃないかな


この先どうなるかなんてわからない
それは生きている人間すべての、同じ条件ですから


でも、ガンズは確実に胸が痛くなるほどの熱狂を作り上げてますよね今

こんなにおじちゃんになって、今更一体どこまでやれるの?という半笑いを
一回のライブで全部真顔に変えたくらいの

80年代の熱をそのまま抱えてるような気がします

見た目は変わったけどねw

 


私にとっては、人生の半分以上を一緒に過ごしているバンドで

忙しくてなにも楽しめなかった時も
死なせてほしいと願った時も
自分も誰も信じられなくなった時も

もちろん楽しい時も・・・

毎日ずっとそこに流れてて
思い入れ以上のものがあるのは確かなんだけど


アクセルは
お金のためでもないし 思い出作りのためでもないし
音楽のためだけに今日みたいな日を迎えてるのかもなあ、と思うと

あらためて涙出ますね。勝手に思ってるだけだけど・・・。


トルバドール。

あの日ライブを生で見られたひとも
これからのライブを渡米してみる人も
本当におめでとうございます!! 

音を楽しんでね。

それがきっと、たぶんだけど、アクセルが一番嬉しいことだと思うから。

 

私はここで、日本で、いつもどおりにアクセルを見ていようと思ってますw